弊霊園では以下の感染症対策を徹底しております。
全施設の定期的な換気、設備のアルコール消毒
ご来園された方への検温・アルコール消毒のお願い
送迎車両の飛沫防止対策、換気、ご送迎毎のアルコール消毒
従業員の検温・マスク着用・手洗いなど健康管理の徹底
従業員が発熱している場合の出勤禁止
2025.4.8
ペットちゃんが亡くなられ、ご火葬を終えた後。 ご自宅にてご供養をされるご家族様はご遺骨を安置する際、近くにお花をお飾りになってはいかがでしょうか。
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ペットちゃんが亡くなられ、ご火葬を終えた後。
ご自宅にてご供養をされるご家族様はご遺骨を安置する際、近くにお花をお飾りになってはいかがでしょうか。
色鮮やかなお花は、亡くなったペットちゃんはもちろんのこと、ご家族様の心を癒してくれることでしょう。
また、ご友人や知人のペットちゃんが亡くなられた際、お花を贈りたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
ご供養にふさわしいお花はどのようなものか、ルールやしきたりはあるのか、など不安な点もあると思います。
今回はペットちゃんのご供養に使うお花について詳しくご案内いたします。
尚、ご火葬時にお手向けするお花については以下の記事をご参照ください。
「 ペット火葬時の花の選び方|花の種類と棺への入れ方・量」
人が亡くなった場合、「香典(お悔み)」を贈るのがしきたり(マナー)ですが、ペットちゃんの場合は、香典は決まりではございません。
金銭の代わりにお花、ろうそくやお線香などのご供養品をお贈りする場合が多いです。
花を贈りたいといった方も、ぜひ参考にしてください。
ペットちゃんのご供養の際、お花は仏花でなくてはいけない、といった決まりはございません。
というのも、ペットちゃんの供養には、人間のように厳密なマナーや風習がないからです。
ただ、納骨堂やお墓、仏壇など供養の方法ごとに、向いていないお花があるため、マナーというよりも「気配り」の点から、ぜひ考慮していただけるとよりよいお供えになるのではということも含め、解説していきます。
納骨堂とは、ペットちゃんのご遺骨をお納めする建物です。
お墓の代わりとなる「霊座」というスペースが、ペットちゃんごとに設けられています。
霊座にはご遺骨(骨壺)が安置できるようになっており、「墓地の屋内版」を想像していただければわかりやすいと思います。
しかし、納骨堂は衛生管理の点から生花がお飾りできない施設があるため、事前に確認が必要です。
当園「深大寺動物霊園」も、生花は衛生管理の観点から、原則お断りをしています。
そのため、ペットちゃんの供養を納骨堂で行う場合や、ペットちゃんを亡くしたご友人が納骨堂を利用されている様子でしたら、まず生花は避けた方が無難でしょう。
たとえ生花のお供えが可能な納骨堂でも、花粉や花びら、つぼみなどが良く落ちる種類の花(小手毬(コデマリ)や蝋梅(ロウバイ)等)はおすすめしません。こまめな清掃が必要になりますし、ほかのペットちゃんの霊座に落ちてしまうこともあるからです。
当園も納骨堂を利用される方は多いですが、お花は造花やブリザーブドフラワー、ハーバリウム、ボトルフラワーといったものをお供えされる方が多いです。
その他、亡くなったペットちゃんのためのお供えでおすすめの品については、下記記事をご覧ください。
また、棘のあるお花やツルの良く伸びるお花、毒のあるお花は殺生や成仏できないといった悲しい意味合いから、一般的にお供えには宜しくないとされています。
バラにはトゲがありますが、茎についているトゲをすべて取ってしまえばお供えしても問題ないとされています。
屋外のペット専用墓地などでは、基本的にお花は自由にお供えいただけます。
そのため、それほどお花の種類を気にする必要はありません。
ただ、納骨堂と同様に、掃除が大変になりそうな花粉や花弁が落ちやすい種類は避けた方が無難です。
また、実がついている植物は、場合によって小鳥などの野生動物が来てしまう可能性があります。
お墓を汚してしまうことがないよう、注意して選ぶようにしましょう。
ご自宅でのご供養に関しても決まりはありません。
お部屋のスペースや、仏壇のデザインやレイアウトに合わせてみたり、季節に合わせたお花をご用意してみてはいかがでしょうか。
人間の場合、お花の本数は割り切れない「奇数(3、5、7、……)」がよいとされています。
割り切れない=縁が切れないといった意味合いから仏花は奇数でお飾りすると言われております。
しかしペットちゃんの供養にはルールやしきたりはないため、偶数でも問題ございません。
沢山の花束でも、一輪だけでも、ご家族様のお気持ちに合わせてお供えしてあげてください。
ペット供養のためやお供えのためにお花を贈る際の「選び方のアイデア」をご紹介します。
◎ペット供養、お供えのためのお花の選び方
・ペットと思い出のある花
・ふさわしい花言葉を持つ花
・すてきな物語や逸話を持つ花
・ペットの誕生花や季節の花
・ペットのイメージに合う色の花
・長持ちする花・造花
ご紹介する花の一部は、わんちゃん、ねこちゃんに有毒な成分が含まれているものもあります。
もし、多頭飼いをされているご家族様で、ご自宅で供養される場合は、わんちゃん、ねこちゃんに安全なお花を選ぶか、仏壇のあるお部屋に他のわんちゃん、ねこちゃんが入れないようにすることをおすすめします。
わんちゃん、ねこちゃんに有毒な成分が含まれているお花については、お花の名称の後に(※)を記載しますので、参考にしてください。
ペットちゃんとの思い出や、ゆかりのあるお花はいかがでしょうか。
いつものお散歩コースに咲いていたお花、遊びに行った思い出の場所に咲いていたお花・・・
何気ない日常や楽しい思い出で心が温まるようなお花を選んでみてはいかがでしょうか。
お花にはそれぞれ「花言葉」というものがあります。
ペットちゃんを表した花言葉や、ご家族さまがペットちゃんに伝えたいお気持ちを花言葉になぞらえても素敵ですね。
◎花言葉の例
【「ありがとう」「感謝」の意味を持つお花】
・バラ、ガーベラ、カーネーション※(ピンク)
・ダリア(白)
・カスミソウ
・カンパニュラ
【「愛」の意味を持つお花】
・胡蝶蘭、サザンカ、ナデシコ(ピンク)
・バラ、コスモス、アネモネ※、キク(赤)※
・カーネーション※(白)
・スターチス
・ひまわり
・マーガレット※
・ワスレナグサ※ など
【「幸せ」「幸福」の意味を持つお花】
・バラ(ピンク)
・ゼラニウム※(赤)
・タンポポ
・胡蝶蘭
・スズラン※ など
【「元気」の意味を持つお花】
・アフリカキンセンカ
・メランポジウム
・ルコウソウ※ など
【「希望」「夢」の意味を持つお花】
・ガーベラ、アネモネ※、デイジー※(白)
・トルコキキョウ※
・アヤメ※
・サギソウ など
【「思い出」「忘れない」「追憶」の意味を持つお花】
・スイートピー※
・シオン
・ハルジオン など
【「絆」「繋がり」の意味を持つお花】
・スイカズラ※
・アサガオ※
・ストック(白) など
【「愛らしい」の意味を持つお花】
・ツバキ(白)
・ハコベ など
引用:ペット火葬時の花の選び方|避けたい花の種類と棺への入れ方・量
1月1日から12月31日まで、365日すべての日にお花がございます。
ペットちゃんのお誕生日や命日のお花をお供えしてみてはいかがでしょうか。
また、季節に合わせたお花をお取替えしても素敵ですね。
◎季節のお花(一例)
【春のお花】
・チューリップ※
・スイートピー※
・勿忘草(わすれなぐさ)
・小手鞠(こでまり)
・ヒヤシンス※
・ナズナ 等
【夏のお花】
・ひまわり
・リンドウ※
・アジサイ※
・ほおずき
・トルコキキョウ※ 等
【秋のお花】
・リンドウ※
・ダリア
・コスモス 等
【冬のお花】
・梅
・バラ
・クリスマスローズ※
・サザンカ※ 等
お花の色にも焦点を当ててみるのはいかがでしょうか。
やわらかい色、はっきりとした色とさまざまな色の花があります。
ペットちゃんのイメージカラーやお名前、性別や性格に沿ったものをお選びしても素敵ですね。
生花をお飾りするのであれば、枯れにくい長持ちするお花を選ぶこともポイントの一つです。
【長持ちするお花】
・カーネーション※
・ガーベラ
・ユリ※
・胡蝶蘭(洋ラン)
・菊※
・アルストロメリア※
・ひまわり
・マーガレット※
・カスミソウ※ 等
長持ちするといっても、供養場所によっては生花は避けた方がいい場所もあります。
その場合は造花やブリザーブドフラワー、ハーバリウム、ボトルフラワーといった造花をお供えしましょう。
大切なペットちゃんを亡くされたご家族様に、お花をお贈りするタイミングには大きな決まりはありません。
例えば、四十九日忌や一周忌といった節目。お盆やお彼岸など季節の行事に合わせてお花をお贈りするのはいかがでしょうか。
【一般的な「忌日法要」の例】
初七日(しょなのか)
・・・命日を1日目として、7日目に迎える日。
故人が三途の川に到着する日と言われていて、流れの緩やかな川を渡れるようにご家族様で願います。
四十九日(しじゅうくにち)
・・・命日から49日目。
故人が次の世界に生まれ変わる日とされており、この日を境に忌中が終了します。
百か日(ひゃっかにち)
・・・命日から100日目。
卒哭忌(そっこくき)とも呼ばれ、「悲しみから卒業する日」と言われています。
【年忌法要】
一周忌
・・・命日から1年後。
三回忌
・・・命日から2年後。
一周忌の翌年に当たります。この日をもって喪が明けます。
七回忌
・・・命日から6年後。
仏教において、「7」という数字が大切なものとされているため、執り行うようになりました。
十三回忌
・・・命日から12年後。
十七回忌
・・・命日から16年後。
二十三回忌
・・・命日から22年後。
二十七回忌
・・・命日から26年後。
三十三回忌
・・・命日から32年後。
この年回忌をもって今後は法要を行わない「弔い上げ」を行う地域もございます。
三十七回忌
・・・命日から36年後。
四十三回忌
・・・命日から42年後。
ご先祖様も一緒にご供養する地域やご家庭もございます。
四十七回忌
・・・命日から46年後。
五十回忌
・・・命日から49年後。
三十三回忌で弔い上げを行っていない場合、この法要で行います。
生前に犯した罪は全て許され、極楽浄土へと旅立ちます。
百回忌
・・・命日から99年後。
お亡くなりになられ、お別れの際にお花をお贈りすることも一つではございます。
しかし、ご一緒にご火葬できるお花は霊園や斎場によって変わりますので、施設への注意点の確認などを行いましょう。
「ペット火葬時の花の選び方|避けたい花の種類と棺への入れ方・量」
ペットちゃんのご供養における、お花の選び方についてご紹介しました。
ペットちゃんのご供養には、人間のような特別なマナーやしきたりはありません。
しかし、供養の方法によっては、気をつけたいお花の種類であったり、お供えの可否等、注意点があります。
穏やかな気持ちで、快いご供養ができるように参考にしていただけたら幸いです。
深大寺動物霊園 園内担当。
私自身、うさぎを亡くした経験からご家族様に寄り添うよう努めてまいります。
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